Read「質的研究入門」 – Qualitative Sozialforschung

This book is originally published as Germany, so I read this book in Japanese since if the english edition has mistakes in translations, I probably could not know them…

The book was huge and not easy topic, so I’d like to leave a sentence in English where I got the most impressed.

Around P.465. I found words, “synchronic” and “diachronic”. I remembered this my post about the two words. In this section, they quoted these words for reliability of the evaluation. “A hypothesis must not change in a study, but in a study about qualitative stuff does not have such situation. So, they could be ‘synchronic’ in many cases.” They quoted them like this context.

This section 28, P.484, was very interested. They also debated ‘quality criteria’ vs ‘the tactic of quality assurance’. I believe these field are well discussed in our area.

ここからは久しぶりに日本語で。「質的研究入門」を読みました。

初めは質に関する研究、それの中心となるインタビューなどを用いた研究・評価の話、そこから”品質”の基準やそれに対する戦略・方法などの話。だんだんとソフトウェア開発における品質の議論に近づいています。

インタビューに関するところでは、narrative、日本語では”物語”や”語り”(ただし、storyとかではない)とかと言われる形式の話やその周辺が多かったように思えます。私はユーザーインタビューとか、ユーザビリティエンジニアリングなどの本や経験から多少は経験を積んでいたと思っていました。ただ、「研究」であったり、より専門性のある効果的なものかと言われることよりも、より感覚に近いものでやっていました。が、この書籍ではそのあたりがより掘り下げられていました。

読み進める中で、通時的、共時的という話が出た時はとてもびっくりしました。以前のポストのような考えはすでに質的研究の範囲では議論されていたということですね。ソフトウェア品質周りでは耳にしたことがなかったので、議論されていないか、閉じた環境で議論されていただけなのかと思っていました。

工業製品分野で特に使われる品質管理の範囲も、公共事業などの範囲でも使われているという話も入れて広げて議論していて、読み応えがありました。そこでは、”品質は適切な技術の応用によって生まれるのであるが、しかしそれに一致した心の姿勢という基盤を必要とする”、”外部から管理する代わりに、自己評価を導入して同僚に(品質への)責任を与える”ところも引いています。共に、1995年Kamiske and Brauerらからの引用のよう。ISO 9004も関わっている範囲。(こうみると、昨今のAgileの文脈で議論されているような視点もちらほらありますね。)

“質的入門”ということで、私の専門を置くソフトウェア品質に対する、少し学術的なところの知見を広めたく手に取った本。後になり気づいたのですが、どうやら社会学の質的調査の入門書のよう。色々と学んできたことと重なること、特に上に書いた通時的・共時的という言語学からの話も随分前に考察に入っているところに良い意味で刺激を受けました。どっぷりとこの世界に入っているわけではないけれど、この本はまた読みたい。なお、最後に日本における品質に関わる話も少しまとめられていて、よかったです。

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