ジョブ理論を読んだ。確か、昨年の間に買っていたのだが、Kindleの整理で見つけたという感じ…
中身に関しては、問題発見自体の難しさ、捉えにくさに対して「ジョブ」という表現を持ち込んだ、という感じのもの。それを様々な実例から実証している。大学時代に学んだ教授のもとで耳にタコができるくらい?よく言われたことを想起した。つまるところ、一番難しい、問題を発見し、定義する。それを行う1つの手法という感じですね。
“理論”といっているのでどれだけ確立されたものかと見てみると、実証的なものが多く、”jobs theory”と強くいうにはまだのよう(ここは著者も言及してはしますね)。原書のタイトルを見てみると Competing Against Luck: The Story of Innovation and Customer Choice とあるので、個人的にはこちらの方がスッと中身も、読んだ後も馴染む感じがしますね。
視点を利用ユーザ、顧客に合わせ、彼ら/彼女らが何か進むために “何か” を雇用する。そういう考え方で物事を捉え、実装に落とし込んでいくという流れ。
これを読んでいると、そういえば私もかつて大学のころにビジネスディベロップメント系のコンクールとかに応募しつつ、サービス開発方面に頭を突っ込んでいた時代を思い出しました。興味としてはやっぱりサービスとして何かを開発するとなると逃れられない問題定義能力。
ただ、いたるところに”品質”や”プロセス”という言葉が登場したり、話の中身も随所にテスト/品質界隈でよく耳にする言葉もあり、ここら辺はイマドキ感を感じました。
いくつか引用。
プロセスには、公式に定義された文書化された手順と、年月と共に進歩してきた非公式な習慣的行動の両方が組み合わさっている
生産への知識は、顧客が求めていることを知ることではない
また、アンチパターンとして、うまくいっているというものに対する誤謬(logical fallacy)を以下のように列挙していました。
- 能動的データと受動的データの誤謬
- 見かけ上の成長の誤謬
- 確証データの誤謬
この本書の最後にあった、このジョブ理論によって期待されることは、マイクロサービスの文脈でよく言われるOrchestration vs Choreographyの話にも通じるものも感じましたね。
- 意思決定の分散
- 資源最適化
- 意欲の向上
- 適切な測定能力
まとめ
内容自体は目新しいものではなかったけれど、考え方や表現の仕方として”ジョブ理論”という言葉を持ってきたのはすごい。。。こういう、言語化能力の高い人、ほんと尊敬しますね。。。
こういう言語化能力高いと、私の仕事ももっと成果出せるのだろうな。
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