「消極性デザイン宣言-消極的な人よ、声を上げよ。……いや、上げなくてよい。」を読みました。
シャイハック。
私自身、ここに書かれていたように消極的な人間で、V字タイプな人。少人数や大人数だとある程度大丈夫だけれど、微妙な人数になると「・・・」となるような。
そんな人たちのコミュニケーションの話から入り、だんだんとモチベーション、インタラクションの話へと内容が移ってきます。個人的に面白かったのは、approchiabilityという考え方と、モチベーションの話。ここのモチベーションはやる気を出していく話ではなく、やる気がわかないことを前提とした(意識の低い)モチベーションの話なので、疲れず良かったです。
人間は基本的には消極的
これが基本的な立ち位置でした。消極的なので、自然にできるようにどうデザインするかとか、そういう話になってきます。
機能があることではなく、”機能する”こと、その機能を使おうとしやすいことなど。
Usability と Approachability
Usabilityは使いやすさとしてよく言われます。品質の話になるときや、人間工学の話、デザインの話といったように様々なところで出てきます。一方、Approachabilityという言葉は私が把握している限りでは初耳でした。
Usabilityとの対比としては、Usabilityが製品/サービスそのものの使いやすさを評価の対象とするのに対して、Approachiablityは対象となる製品/サービスがどれだけ”使おうとしやすいか”を評価しようとしている、という感じ。なので、製品/サービスのその周辺から連続した出来事を評価の対象に加えるという感じでしょうか。モバイル端末などの使いやすさとしてはこういった連続性に言及しているものもちらほら見ますが、そこに焦点を当てたものがこの”Approachiablity”という感覚を受けました。
使おうとしやすさ、行為の切り替え・接続、やめやすさ、いかに無理せず自然とできるか。
特別ではなく日常に溶け込む系のサービスとか製品ではこういう考え方って大事なデザインの話になりそうですね。
そういえば、インタラクションデザインにも言及していて、その中であったモチベーションの設計は色々なところで関係しそうな感じがしました。
締め
こういう書籍は時折読みますが、Approchiabilityという言葉の定義はなかなか良い発見でした。
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